買ってしまえば永遠に持つとされているのが墓石です。万が一世界が終わっても石はいつまでも残るだろうと言われていて、その他の素材でこのようなものというのはほとんどないだろうと思われているのです。とは言っても一度も手入れしないと痛んでしまうので、長期間きれいな状態に保ちたいという人達は、周期的にメンテナンスを行うことを心掛けて下さい。
石柱を墓地に立てたところで、その状態では単なる石です。その墓石に骨を納めなければ意味がないのです。さらに、納骨の儀式と同時に魂を入れる法要を行なう人もたくさん居ます。墓石に故人の魂を移してもらうのです。言うまでもなくお坊さんを招聘(しょうへい)する必要があります。
一口で墓石と言っても建てる際には本体の他にも数多くのものが必要になるのです。言うまでもなく値段や設置するところの大きさでも要るものが違ってきますが、例えば外柵ハメ石や灯籠などが必要になって、広い土地になると一般的に費用がかかるようになります。
巻き石と呼ばれているものとは墓石を建てるお墓の境界を区分するのに利用されるもので、お墓を設置するのには非常に大切なものとなっています。住宅を建築する時にももちろん境界というものはあって、絶対に他人の土地に入り込んではいけないことに決まっているので、注意を払わなくては駄目なのです。

向きは重要と言えども、決められた場所に墓石を建てるケースには、決まった方角にしか向けられないということがほとんどです。中でも地代が高額な首都圏とかでは、わずかな広さしかないと言う場合が大部分で、それと比較して田舎を訪れると、1坪もある敷地にお墓を建てる光景をちょくちょく目にします。
書く文字で墓石の印象も違ってきます。墓石に書く文章などは自分自身で描いたものを使用することもできるようになっているので、字が上手い方であるなら、業者に相談して事前に自分で書いたものを渡すことで、プロの技工士さんが書いたまま墓石に掘ってくれます。そのように依頼する方も一杯いるとのことです。

仏教徒でない場合、お墓に魂を入れる法要をやらない人が多いです。魂入れとはお墓に準備した墓石に、死んだ人の霊魂を呼び入れる宗教上の儀式です。魂入れの法要を行なわないと、仏教の世界では、墓の石も普通の石柱になります。その一方で墓石は最初から立派に墓石だと思っている無宗教の人には、魂入れの法要は不必要です。
定期的にお墓は掃除をしないと、みるみる汚れてしまいます。墓石は雨風にさらされているのです。豪雨が降り続いて濡れたところへ、風がほこりを飛ばしてくると、表面が泥だらけになります。1年に最低でも2回くらいは参拝して、お墓の石を雑巾などで拭いてあげるといいです。